『ナースの小児病棟での出来事。』
ニックネーム:リンゴさん
長期入院を強いられて不安日々を過ごしていた中学3年生の女の子。
その患児は、学力優秀で県内の有名進学校を目指していました。
受験が迫り、病室で勉強している姿をみて
私「ちょっとみせて。数学ね~。得意だったんだけど…。全くわからないや(笑)すごいな~。」
なんて言葉しかかけられず。
患児「そんなことないですよ~。」
と謙遜し笑顔も見せるが、不安そうな表情。
私「ここは優秀な先生(医者)がいっぱいいるから、わからないのあったら教えてくれるからね!」
と笑顔で声をかけ。
笑顔を意識し、楽しくコミュニケーションをとり、何回も病室へ足を運び数か月。
受験前に無事退院し、進学校に合格もできたようで。
担当していた医師から、患児が私の言葉に助けられ、会いたがっていたよと。
自分には微力でしかなかったけれど、力になってよかったとあの日々を時々思い出します。