役立つ!救命救急で看護師がよく使う略語②
ニックネーム:匿名希望さん
先日の救命救急の略語②です!
今回は残りの5選をご紹介いたします。
【コアグラ】
コアグラ=血の塊
英語で「coagulant」=血液凝固
「吸引したらコアグラが引けました」
「ドレーンがコアグラで詰まってます!」
とか使います。
【ステる】
ステる=患者さんが亡くなってしまうという意味です。
ドイツ語の「sterben」が語源になっています。
「あれ?Aさん居なくなってますね。」 「昨日ステったんだよ…。」 という会話があったら 「昨日亡くなってしまったんだよ。」 という意味ですね。
【シバリング】
シバリング=震えのことです。
「痙攣」とは区別して使用されます。
「Aさんがシバリングしてます。まず保温して熱の経過をみます。」 と報告したり、
出血の患者さんで 「シバリングしています。筋弛緩薬使いますか?」 という風に使ったりします。
【カルチ】
カルチ=癌のことです。
英語の「carcinoma」の略語ですね。
「直腸カルチでストーマ増設術をします。」とか 「肺カルチで化学療法中の方が感染を起こして救命に下りてくるよ。」 とか、こんな使い方をします。
【ムンテラ】
ムンテラ=病状説明のことです。
ドイツ語の「mund therapie」の略語です。
実はムンテラはただの病状説明ではありムンテラは「対話による治療」のことです。
「経過が厳しい」「予後が悪い」 という現実を、患者さん自身やご家族に対して誠意を持って説明することです。
言葉ひとつでトラブルになったり 言葉一つに感謝されることもあります。 ただの病状説明ではなくて、家族や患者の心のケアなんです。
でも、一般的には ムンテラ=病状説明 という意味で使われています。