注射が苦手な看護師さん 克服のための最大のコツ
ニックネーム:匿名希望さん
私が新人看護師の時、まずぶち当たった壁が
”注射”でした。
【やっぱり新人の時はみんな苦手?】
どうしても注射って看護師にならないとやることのない動作だし、
看護師になってからは結構毎日やる作業です。
何人の患者さんに痛い思いをさせてしまっていました。
時間がかかってしまって、後の業務に支障が出たり
「仕事ができない看護師」のレッテルが張られてしまったり…
そんな私が這い上がった、重要なコツをまとめてみます!
もし投稿を見てくださっている方で、もっとおすすめのコツがあればぜひコメントください!
【注射の持ち方は人それぞれ】
これは実際に研究データがあります。
注射の持ち方は、
親指・人差し指・中指の3本指で横から持つ看護師が多かったものの
ほとんどの人数差は無く、様々な持ち方で注射が行われていることがわかりました。
同じ注射器で同じ環境なのに、持ち方はバラバラだったんです。
つまり
「注射器の持ち方はどんな持ち方でもいい!」
ってことだと思ってます!
先輩看護師で
「注射器はこうやって持つ!」
と強要してくる方もいらっしゃるかと思います。
これって間違っていると思ってて、
人それぞれの手の長さや指の長さ、手の厚みも違います。
ただ、これだけは外せないポイントっていうものもやっぱりありますよね。
【刺入角度は15~20度、成功率を上げたければ若干寝かせて刺す】
「刺入角度は15~20度」は当たり前って思う方も多いかと思います。
この、「当たり前のこと」を徹底してやることが大事です!
どの文献にも「15度から20度」って記載されてますよね。
5mlの注射器が12.2±2.9度
10mlの注射器が12.8±3.2度
真空管採血ホルダーが14.9±3.1度
だったというデータが出ています。
ということは、
実際は「刺入角度は15~20度」よりも少し寝かせて刺している傾向にあるんです。
これは多分上から突き刺すことによって、血管を突き刺してしまう可能性が高くなるからだと思います。
だから少し15度より角度が低めのデータが多かったのではないかな?と思います。
でも、針を寝かせて刺すと患者さんの痛みの確率が上がります…。
針先を寝かすと、痛点を通る確率が高くなるんですね。
だからと言って角度を上げて鋭く刺入すると血管を突き破ってしまう確率が上がってしまいます。
じゃあどうするのか…
【結論】
血管の太い人で
成功できそうな人に対しては
15度から20度でも刺入角度を鋭く刺入!
血管が細くて失敗しそうな人に対しては
15度から20度でも刺入角度が緩やかに刺入!
ということを意識して注射をすれば、
血管の太い人に対しては痛みもあまり感じず
細い人に対しては成功率が上がります!
これが注射を行う上での最大のコツなんじゃないかなって思います!