CVカテーテルを分かりやすくまとめてみた! 〜どんなときに使うのか?編〜
ニックネーム:匿名希望さん
新人看護師さん向けに、CVカテーテルについてまとめてみました。
CVの基本・仕組み、挿入解除についてということで書いていきます!
【CVを初めて見たとき】
初めて見たときなんだこれ?と思いました。
首から何かが3本飛び出ている!ってびっくりしました笑
実は超便利なもので、CVがあれば、大量の輸液を急速に投与できます。 薬剤が血管外に漏れる心配がなく、最も確実に投与できるルートとして安心して使うことができます。
【こんな方は必見です】
・CVカテテーテルってなんで必要なの?
・CVカテーテルの仕組みがわからない。
・CVカテーテル挿入時の注意点って何?
【どんな時にCVを挿入するのか】
*CV挿入を考えるシチュエーション*
・高カロリー輸液を必要とする場合
・末梢での静脈ルート確保が困難
・薬剤を確実に投与する必要がある場合
・中心静脈圧の測定が必要な場合
【高カロリー輸液を必要とする場合について】
・栄養状態不良
・経口摂取困難
(7日以上)
高カロリー輸液っていうのは、高濃度のブドウ糖を含む輸液で、私の働いている病院だと
・エルネオパ1号輸液
・エルネオパ2号輸液
・ハイカリック
という名前のハイカロリー輸液があります。
【なぜ高カロリー輸液はCVから投与する必要があるのか】
ブドウ糖の濃度が高い=浸透圧が高い ⬇︎ 血管痛や静脈炎のリスクがあるからです!
【末梢での静脈ルート確保が困難な方 薬剤を確実に投与する必要がある場合】
救命救急では早く確実に薬剤を投与することが必要な場面が多いです。
しかし、ルート確保が困難な場合も多々あります。
例えば
・ショックバイタル
・広範囲熱傷
・高齢、肥満患者
などで、なかなかルートが取れないと判断した場合は CV挿入が検討されます。
【中心静脈圧の測定が必要な場合】
救命救急では中心静脈圧が重要です。
中心静脈圧測定を行うと何がわかるのかというと、 循環動態がわかります。
・中心静脈圧が高い=輸液過剰・心不全
・中心静脈圧が低い=出血・脱水
これらを知ることで治療方針が決まったりアセスメントのヒントにもなります。
また、ビジレオモニターにも必須なものですね。
全身管理にには欠かせないものです^^
CVをどのような時に使うのかをまとめていきました!
次は、「それぞれのルートの仕組みや違い」
についてまとめたものを投稿したいと思います^^