患者さんのためにテキパキ働く看護師さん!
頑張れば頑張るほど、脇汗・顔汗そして「胸汗」が止まりませんね。
タラーーッ・・・。
おおっぴらに拭くこともできないし、どうしよう・・・。
同僚の看護師にも気づかれている?!なんて。
大丈夫!結論から言うと
「衣服と対処法を工夫すれば、気づかれることはまずありません」。
胸汗がでてしまう原因は・・・
そもそも胸汗ってどうして出てしまうんでしょう。
実は胸や背中のような「体幹部」は、腕などの「末梢部」よりも汗の量が多いのです。
さらに、胸には、皮脂腺や汗腺などが集中しているため、もともと汗をかきやすい部位なのだそう。
また、胸を含む上半身の急な汗は、女性ホルモン低下による自律神経の乱れが関係していることもあるようです。
更年期障害の「ホットフラッシュ」(更年期多汗症)による発汗も上半身からですね。
そんな!更年期なんて私まだ早いわ!と思うかもしれませんが、若い世代であっても、「自律神経」が乱れると、急にほてって、発汗が促され、胸にかく汗の量もドバーッと増えやすくなります。
その「自律神経の乱れ」の原因は「強いストレス」、「不規則な生活」など。
患者さんやドクターに応対する強いプレッシャーや、夜勤などの不規則な生活が
胸汗につながっている可能性も考えられるのです。
ちなみに、稼動する汗腺(能動汗腺)の数は2~3歳までに決まります。
したがって、成長してから能動汗腺の数を減らすことはできないのです。
汗をかく量自体が減らせないのであれば、せめて周りに気づかれないような工夫が必要です。
衣類の選び方と対処方法を紹介
あなたの職場の白衣やケーシーは何色でしょうか。
水色は汗染みが目立ちやすく、逆に白は目立ちにくい傾向です。
また、体に熱がこもるような通気性のよくない服や肌着は発汗・蒸れ・ニオイを加速させてしまいます。
白衣・ケーシーのサイズはジャスト~タイトよりも、余裕のあるサイズ
を選びましょう。サイズに余裕があると、タイトなサイズに比べ暑さを感じにくく、通気性も良いため、汗そのものをかきにくくなります。
もし汗をかいても、体まわりに余裕があるため、白衣に汗も付きにくく、汗染みが目立ちません。
逆にタイトなサイズの白衣は、体に布が密着し、即座に汗を吸収してしまうため、汗染みが目立ちます。
肌着やインナーも、通気性・速乾性に優れた素材(ポリエステルなど)のものを選びましょう。
最近は、胸汗対策の胸元カバーというものもあるようです。
胸元にフィットする形の汗取りパッドがついており、谷間やアンダーバストの汗を吸収し不快感を軽減してくれるグッズです。
お気に入りのデザインを探してみてはいかがでしょうか。
最後に
さて、胸汗の原因と対策についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
胸汗パッドがなくても、ティッシュやミニハンカチをはさんだり制汗スプレーやデオドラントパウダーで対策をしたりと、工夫しだいで染み・ニオイを抑えられるかと思います。
デオドラント成分の入った「汗ふきシート」でこまめに拭くことができれば理想ですが、看護師として忙しい私たちはお手洗いの個室に入ったときなどにハンカチやティッシュ、いっそトイレットペーパーで、サッと拭き取ってしまうのも手ですね。
そして一番の秘訣は「気にしない」こと!
これはストレスによる発汗を抑えるために大切です。
これまで述べたとおり、胸は誰でも汗を多くかく部位なのです。
あなたが胸汗をかいているとき、同僚の看護師さんも必ず胸汗をかいています。
汗をかくのは生理現象ですので、お互い笑い飛ばすくらいの気持ちで過ごしましょう!