看護師の仕事は立ちっぱなしで、どうしても足がむくんでしまいがちですよね。
看護師などの立ち仕事で足がむくんでしまう原因は、血液やリンパ液が重力によって下にたまってしまうこと。
本来であればポンプの働きを持つ筋肉が血液を循環させてくれるのですが、立ち仕事などで同じ姿勢でいる時間が長いと、血行が滞ってしまいます。
そんな時、すぐにむくみを解消することができる方法がストレッチ。
ストレッチによって血行が良くなり、むくみの解消効果が期待できます。
勤務中にできるストレッチとして挙げられるのは、足を前後に開いて後ろに引いた足のふくらはぎの筋肉をのばすというもの。
座りながらできるストレッチもあります。
アキレス腱を伸ばすものと太ももの裏を伸ばすものの2つを紹介するので、勤務中に座った時や休憩中などに試してみてくださいね。
立ち仕事で足がむくむ理由!
「立ち仕事で足がむくんでつらい」
というお悩みは、看護師のあなたなら一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。
立っている時間が長いと、重力によって血液やリンパが足の下の方にたまってしまいます。
下半身にたまった血液を心臓に送り返すポンプの働きをするのが筋肉です。
立ちっぱなしでいると、筋肉のポンプ機能がうまく働かなくなってしまいむくみを引き起こす原因になります。
歩いたり動いたりすることによってポンプ機能は働きますが、立ちっぱなしでいる時間もある看護師のお仕事では、足のむくみは避けられません。
また、立っている間、足を支える筋肉が働きっぱなしになり、むくみだけではなく疲れも引き起こします。
足の筋肉で身体の重さを支えていることを考えると、疲れて当然ですね。
さらに筋力や代謝が低下した状態だと余計にむくみやすくなってしまいます。
夜勤があり生活が不規則になりがちな看護師さんは代謝も乱れがち。
また、夜勤の合間にはつい味の濃いものが食べたくなり、塩分が高い食事をとってしまうことがありますよね。
塩分のとりすぎもむくみの原因の1つ。
看護師さんの足がむくんでしまうのは、いくつかの要因が重なってしまっているからです。
足の疲れ&むくみに効果的なストレッチ3選
むくみの原因が立ちっぱなしになることによる血流の停滞であるということはお分かりいただけましたね。
血行をよくするためには、ストレッチが有効です。
ストレッチで下半身の筋肉を伸ばして刺激を与えることができれば、筋肉のポンプ機能の改善も期待できます。
今回は、実際に足の疲れやむくみにピンポイントに対処することができるストレッチを3つ紹介します。
① ふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチ
アキレス腱伸ばしのように足を前後に開き、前側の足に体重をかけていくというストレッチです。
アキレス腱伸ばしに似ているストレッチですが、ふくらはぎの筋肉を伸ばすためのものです。
前側に体重を乗せる際はゆっくりと体重を移動させ、後ろ側の足のふくらはぎの筋肉が伸びていることをしっかりと意識しましょう。
立ったまま、短時間でできるので勤務中に疲れをとるのに最適です。
座った姿勢でできるストレッチも2つ紹介します。
② イスに座ってふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチ
イスに浅く腰かけて、かかとは地面につけ、
足の指先を天井に向けて伸ばして足をまっすぐ前に伸ばします。
ふくらはぎの筋肉が伸びているのを意識しながら10秒キープしましょう。
次に、つま先を地面につけて足のすね側を伸ばし、10秒キープします。
足首の曲げ伸ばしをすることで、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能を回復させることができますよ。
③ イスに座って太もも裏を伸ばすストレッチ
最後に紹介するのは、座ったまま太ももの裏を伸ばして血行を改善するストレッチです。
イスに座った状態で両手を両ひざにのせ、ゆっくりと身体を前に倒します。
太ももの裏が伸びていることを意識して10秒キープしましょう。
座りながらできる2つのストレッチは、休憩中に実践することができます。
いかがでしたか?
たった10秒でも、ストレッチをすることで足の疲れやむくみを軽減することができるので、ぜひ勤務中のスキマ時間に試してみてくださいね。