2021年度版のデータでは看護師の平均年収はおよそ491万円であると発表されています。
この数値はあくまでも日本国内の平均とされているもので、実際には年齢や役職、働いている地域によって年収に差が出ます。
年によって都道府県別の平均年収には変動がありますが、
今回は2021年度版のデータを紹介しながら地域ごとに平均年収の差がつくポイントを紹介していきますね。
看護師年収、県別ワースト5
実際に、看護師の平均年収が低い都道府県からチェックしてみましょう。
ワースト1位の都道府県は大分県。平均年収はおよそ405万円と発表されています。
ワースト2位は熊本県で、約424万円。
ワースト1位と2位が連続して九州地方という結果になりました。
ワースト3位は高知県で約440万円、ワースト4位に鹿児島県で約444万円、ワースト5位は愛媛県で鹿児島県とほとんど差がなく約444万円です。
ワースト5位までの都道府県は九州地方と四国地方に集中していることが分かりました。
実はこの結果は全職種の都道府県別の年収ランキングとは結果が異なっています。
確かに九州地方や四国地方は全職種の平均年収が低いと発表されています。
しかし都道府県別にみると東北地方に平均年収が低い県が多く、2021年度版の調査では青森県が最も平均年収が低いという結果に。
全国的にみると看護師の平均年収は全職種の平均年収を上回っていますが、地域によっては他の職業とそれほど差がない場合があります。
看護師年収、県別トップ5
それでは今度は、看護師の平均年収が高い都道府県を紹介していきます。
1位はなんと青森県。平均年収およそ540万円です。
青森県は、同じ年の看護師以外の職業を含めた都道府県別の平均年収では最下位となっているので、かなり意外な結果です。
ただ前年の結果では青森県の順位は低かったので、青森県の看護師だから必ず高収入というわけではなさそうです。
2位は岐阜県で約530万円。
その後は首都圏が続き、3位に約521万円の神奈川県、4位に約519万円の東京都、5位に約516万円の埼玉県となっています。
首都圏に関しては看護師に限らず全体的に平均年収が高い地域といえます。
全職種の都道府県別年収ランキングでは、東京都が1位になっています。
看護師の都道府県別年収ランキングでも上位に位置していますが、1位の青森県に20万円以上の差をつけられての4位。
東京都内での年収を比較すると、全職種の平均よりも看護師の平均年収が下回るとのデータもあります。
数字だけを見れば首都圏の平均年収は高いですが、実際にその地域で暮らす場合、体感としての収入はそれほど多くないかもしれません。
なぜ地域ごとにばらつきがある?
なぜ地域ごとに看護師の年収にばらつきがあるのでしょうか。
その理由としてまず挙げられるのは、全職種で地域ごとの平均年収の差があること。
地域ごとに物価や賃金水準が異なるため、看護師の年収にも影響が出ているのです。
その他に挙げられる理由として、地域によっては看護師が不足しており高収入で人材を集めているというものがあります。
絶対数が足りないわけではなく、人口が多い地域において患者の人数に見合った看護師を確保することができない時に看護師の不足という事態が起こります。
そのため人口が多い地域では看護師の不足を補うために、他の地域と比べて年収を高く設定している可能性があります。
あなたの地域はどうでしたか?
地域ごとの特徴をうまくとらえることによって、よりよい働き方ができる可能性があります。
収入は働く上で重視するべきポイントの1つ。
改めてあなた自身の収入を見つめ直すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
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