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呼吸療法認定士の仕事内容と資格の取り方

資格

呼吸療法認定士は日本胸部外科学会と日本呼吸器学会、日本麻酔科学会が合同で創設した資格であり、正式名称を3学会合同呼吸療法認定士といいます。

 

臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士を対象とした認定資格です。

 

日々、呼吸器疾患にたずさわっていながら「これでいいのだろうか・・」と疑問を持っていませんか?

 

「看護師として私はこのままでいいのかな・・」と考えることはないですか?

 

この記事では呼吸療法認定士とはどういう資格なのかを紹介します。

少し悩みながら働いているあなたのキャリアアップのお手伝いになれると嬉しいです。

(文:看護師ハル)

 

呼吸療法認定士の仕事内容

 

呼吸療法認定士になったらどのような仕事をするのでしょうか。

 

①人工呼吸、酸素療法、吸入療法、呼吸理学療法など呼吸療法を的確に実施する

②呼吸療法に使用される機器の管理

③職場で勉強会などを開催する

④患者様への呼吸器疾患予防の指導

など、たくさんありますし、働く場所によっても変わってきます。

 

「ん?これは呼吸療法認定士ではなくてもできるのでは?」

 

と思ったあなた。正解です。

 

資格を持っていない看護師でもできることではあります。

 

しかし、資格を持っていない看護師とは知識の深さが違いますので、自信を持って業務をおこなうことができます。指導や教育という分野でも活躍でき、仕事の幅は広がります。

 

そして、超高齢社会の今、医療を必要とする高齢者が増えています。これからも呼吸器感染症などが現れるかもしれません。

 

そうなると呼吸療法認定士の需要は増え、活躍の場も増えてくるでしょう。

 

呼吸療法認定士になるには(資格の取り方)

 

呼吸療法認定士になるためには、認定講習会を受講後、認定試験に合格する必要があります。

 

◯ 認定講習会を受講するための条件2つ

 

①実務経験

 ・正看護師:実務経験2年以上

 ・准看護師:実務経験3年以上

 ・臨床工学技士:実務経験2年以上

 ・理学療法士:実務経験2年以上

 ・作業療法士:実務経験2年以上

 

②学会や講習会への出席

 認定委員会が認める学会や講習会などに出席し、12.5点以上を取得している者。

 

◯ 認定試験の受験資格(①または②を満たすこと)

 

①認定講習会を受講した者

②講習会受講免除対象者

 前年もしくは前々年の認定講習会を受講した者

 ※注意事項がありますので詳しくはホームページをご確認ください。

 

呼吸療法認定士になるメリット・注意点

メリット

 ①呼吸器に関する知識が増える。

これが最大のメリット。自信を持って業務に取り組めます。 

②お給料UPの可能性がある。

資格手当がつく病院もあるかもしれません。

③転職に有利

呼吸器疾患をあつかう病院では需要の高い資格です。

 

注意点

 

①勉強時間の確保

認定試験の合格率は65%です。休日や隙間時間を有効活用する必要があります。

②5年毎の更新

学会や講習会への参加、論文発表などが必要です。

 

呼吸療法認定士とは、呼吸療法を深く知り、呼吸管理を行うチームを育成することを目的とした資格です。

呼吸器疾患を多く扱う病院では医師や看護師、専門職が集結する「呼吸ケアチーム(RST)」があります。

多職種で同じ知識をもち、患者様のケアに取り組めることはあまりないですよね。

医師の指示はもちろん必要ですが、医師とともにチームの一員として治療に加わることができるなんて看護師としてやりがいしかありません。

患者様が回復していく姿をチームで見届けることができます。これらもメリットです。

お勤めの病院にチームがないとしても、職場に呼吸療法認定士がいたら心強いです。

私が内科病棟にいた時にも呼吸療法認定士を取得した先輩がいました。それはそれは頼りになりましたし、憧れたものです。

 

まとめ

合格まで勉強が必要であったり5年毎の更新など、資格取得と維持は簡単ではありません。しかし、長い看護師人生を考えると専門性を持っていた方が有利です。

特に女性は結婚や子育てなどライフスタイルが変わることがあります。

 

私は40代の現役看護師です。

子育ての期間は時短勤務を経験、その後夜勤に復活し不規則な勤務を続けています。

 

しかし、今となってはハードな夜勤をこなす体力が衰えてきているのを感じています。

好きな分野があるのならば早く深く極めておいた方がいい!

と切に思います。

それは教育や指導という仕事もあるからです。いつまでも好きな分野にいられたら幸せですよね。

キャリアアップは必要だと感じながらも、忙しい毎日の中で後回しになってしまいますよね。あなたの背中を少し押すことができたら嬉しいです。

 

※掲載した情報は記事作成日(または更新日)時点のものです。制度・法の改定や改正などによって最新のものでない可能性があります。

(参考:公益財団法人医療機器センター)https://www.jaame.or.jp/koushuu/kokyu/k_index.html

 

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