精神科看護師って皆さんどんなイメージでしょうか?
怖いイメージ、自分も精神疾患になりそう、看護技術を学ぶ機会がなさそう、患者に暴力を振るわれそうなどネガティブなイメージでしょうか?
それとも楽そう、暇そう、人間関係が良さそうなどポジティブなイメージでしょうか?
今回は、少しでもイメージが出来るように1日のルーティンを紹介したいと思います。
(文:keiさん)
申し送り
まずは、申し送り非常に大切です。
一般的には、朝30分~1時間前に出勤してとりあえず情報収集、パソコンの奪い合いから始まると思いますが、精神科は治療など大きく変化があるわけではないので、基本は定時出勤で情報収集すればOKです。大体15分ほどで情報収集が終わる部署もあります。
チームに分かれて検温
患者に、ご挨拶。バイタルサイン測定。
精神科では、コミュニケーションが大切です。
うつ病や統合失調症、双極性障害など一日で精神状態が変わる患者さんもいるので、表情、声など精神的なアセスメント、もちろん風邪症状などある患者は、フィジカルアセスメントも大事です。
一般科と違うのは、一人にかける時間が全然違います。
一般科は、受け持ち患者の数が多いため、バイタルサイン測定後次の患者さんにすぐ行くイメージですが精神科は、とにかく話を聞きます。
看護処置
最近は、精神科の患者さんも高齢化が進んでおり家で倒れていて、体じゅうに褥瘡がってことも少なくないです。
そんな患者さんは、褥瘡の処置などがあります。
一般科と比べるとかなり頻度は少ないですが・・・。
昼食と内服確認
食事介助が必要な患者さんは、食事介助を行います。
精神科の患者さんは、抗精神薬の副作用で嚥下が悪くなり、時々喉に詰まらせてしまう患者さんもいる為、見回りは必須。
内服もしっかり飲めているかまで確認します。
統合失調症の患者さんの中には、自分が病気であることを認めていない方も多くいる為、飲み込んだふりや拒薬されることもあります。
お昼休憩
食堂でご飯食べるもよし。お弁当を食べるもよし。
一般科と違って、ゆっくり時間を取れます。
食べる暇が無かったり、休憩中に呼び出されることもまずありません。
午後の検温
午後からは、午前中に熱があった患者さんの熱を測定したりします。午後からもOT活動など一緒に行ったり、話を聞いたり。基本は、話を聞いてますね。
夜勤に申し送り
今日一日の出来事、内服や指示の変更を申し送ります。申し送りもあっと言う間に
終わるため、ほぼ定時で終わることが多いです。
どうですか?精神科看護師のイメージ出来ましたか?
この他にも入浴介助や、入院、退院、他科受診とイベントはありますが、おおまかな流れはこんな感じです。
もし、一般科や急性期病棟で疲れている方は、精神科看護師非常にお勧めです。
そんな私も急性期病棟出身です。
精神科病院で、お待ちしてます^^