事務仕事に夜勤…。目を酷使することって意外に多いんですよね。
実は「目の疲れ」と「肌荒れ」は関係しているって知ってましたか?
今回は、眼精疲労とお肌の関係についてご紹介します。
目の疲れで肌荒れになる原因
眼精疲労が肌荒れを引き起こす原因は3点あります。
栄養素の消費
目が疲れると、それを回復させるために体内の「ビタミンB群」と「システイン」が消費されていきます。
それらは肌のターンオーバーや皮脂を正常に保つために必要な栄養素でもあるので、目の回復のために消費されてしまうと、健康な肌を作る分が不足して肌が荒れる原因となってしまうのです。
血行やリンパの流れの滞り
眼精疲労が進むと目のまわりや顔の筋肉が硬くなり緊張します。すると血液やリンパの流れが悪くなり、皮膚の代謝機能が低下します。
結果、老廃物が溜まりやすくなり、毛穴がつまりやすくなったり、乾燥や吹き出物に繋がるのです。
ホルモンバランスの乱れ
また、眼精疲労は目のピント機能が酷使され、心身ともに疲労するので、ホルモンバランスの乱れを引き起こすこともあります。
健康な肌を作るにはホルモンの働きが不可欠ですから、このストレスも肌荒れとして現れてしまうのです。
眼精疲労の対策に簡単なケア方法
そんな「眼精疲労」ですが、簡単にできるケア方法をご紹介します。
目を休ませる・まばたきをする
1時間、目を使うごとに5~10分程度の休憩をとり、目を休ませます。
遠くを見たり、目に負担をかけないような軽作業もおすすめです。
また、まばたきをすると目の周りの筋肉がストレッチされるので、意識してするようにしましょう。
蒸しタオルと冷たいタオルを交互に当てたり、市販のホットマスクを使うのも
目を休ませて血行を促進するのに効果的です。
目の体操をする
左右交互にウィンクをしたり、両目をぎゅっと閉じてパッと開く体操をしてみましょう。
さらに顔を動かさずに目だけで上下左右を見る、仕上げにぐるりと視線を一周。
まばたきと同様、目の周りの筋肉がほぐれ、また眼精疲労の一因であるドライアイの予防にもなります。
目に効くツボをマッサージ
眼精疲労に効くツボは次のとおりです。
b) 眉頭の少し下の骨際のツボ
c) 眉毛の真ん中
d) 真正面を見た時の瞳孔を真上に上がっていったライン(黒目の延長線上)の眉上2㎝
e) 眉尻と目尻をつなぐ線の中央から外側にたどっていった先のくぼんでいるところ(こめかみ)
f) 真正面を見た時の瞳孔から真下に下がったところの骨際にある小さなくぼみ
g) f) より真下に1.5センチ程度下がったところ
いずれも、「気持ち良い」と感じる程度の強さで押しましょう。
目の周りは皮膚が薄いため、強すぎるツボ押しは内出血の元になります。
眼球自体も押さないように!
眼精疲労におすすめの食品と成分
眼精疲労には、この栄養素さえとれば!というものはありません。
やはり5大栄養素をバランスよく取り入れた食生活が不可欠です。
その上で、今回は肌荒れと目の疲れどちらにも効果的な食品と成分をご紹介します。
・ビタミンB群(B1・ B2 ・B12など)
豚肉、乳製品、レバー、うなぎ、貝類、青魚などに含まれます。
充血や目の疲れ、視神経の働きを改善します。
また細胞の増殖を助けるので、お肌のターンオーバーを正常に保ちます。
・システイン
システインはアミノ酸の一種です。肉類(特にレバー)、魚類、卵、にんにく、たまねぎ、ブロッコリー、芽キャベツなどに含まれます。
網膜の修復に必要な栄養素で、抗酸化作用があり、身体の内側から代謝を促します。
黒いメラニン色素の生成を抑える働きがあるため、不足するとシミ・そばかすや肌荒れのもととなります。
・アスタキサンチン
サケやイクラ、エビ、カニ、海藻などに含まれる成分です。
強力な抗酸化力を持ち、眼精疲労から早く回復させる働きや目のピント調節機能をサポートする働きがあります。
また、肌のキメを整えたり、乾燥やハリ低下を抑える働きもあります。
ぜひ参考にしていただき、目とお肌のケアに役立ててくださいね!